今日、学校に残って練習をしていたら、ピストルを耳元で打たれた様な衝撃音がなり、
ぎゃ〜っ!!と思ったら、中高音部のミの♭の弦が切れちゃった音でした。
これ、本当に落ちる。。。
一回弦が切れると、新しい弦に張り替えます。ここまでは、なんとかオッケー。
でも、新しい弦はいくら調律(調弦の事)をきっちりやっても、すぐに音程がさがって
きもちわる〜い響きになります。
で、また調律してもらっても、すぐに音程がさがり、これを数回くり返さないとまともな音程になりません。これに、時間と手間がかかるのです。。。
弦を切るたびに、「あああああああああ〜っ!!!!」と,思います。
当分のあいだ、狂った音程が続くからです。(生徒さんたち、ゴメンなさい。)
ピアノが、ギターやバイオリンみたいに、ささっと調弦できればさぞ楽だと思いますが、
なにせ、1本90キロという力で張られたピアノの弦は、そう言うわけに行きません。
弦を全部合わせると20トンもの張力です。
いつも思うのが、フェルトでできたハンマーが弦を叩いてるのに、なんで切れんだろう?
不思議です。
今日は、面白くもなんともない、弦の切れた話でした。
ちなみに、むかし大阪でコンサートの本番直前に、ピアノのペダルとつながっている棒の部分をリハーサル中に、バキっ!と割ってしまった事がありました。
これは、単にピアノが非常に古くて、僕のせいでは無いと思うんですが,心苦しかったです。
本番は、壊れたまま弾きました。
あっ、鍵盤を一度弾いたら上がって来ない、壊れたピアノで本番弾いた事もあります。リハーサルの時間がもらえず、ぶっつけ本番の時の出来事です。
ショパンの英雄ポロネーズと言う曲を弾きましたが、あの時は、7分程で3キロ位やせられたと思います。
ピアノは、愛情を込めても、弾くのが難しい時もあり、大切に扱ってもこわれちゃう事もある、実はとっても繊細な楽器なんですね。
明日一番に、調律の人に連絡します。。。
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