ピアノレッスン3ヶ月コースはじめました!驚異の練習法をお教えします。

ピアノレッスン3ヶ月コース!!!

初心者の方々、以前レッスンを受けたけど伸び悩んだ方々、いくら練習しても中々うまくならない方々の為に、ピアノレッスン3ヶ月コースを始めました。

僕自身が、神経科医やNYのハンドセラピスト等の指導を受けた経験や、持病の手のリハビリを続け、演奏活動を復帰出来た経験を通し、やっと得られた練習方法が沢山あります。

これは、脳科学や心理学に元ずく練習法ですので、皆さんの想像を超えた短期間でピアノが上達します。

無料トライアルもありますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。goheinishikawa@hotmail.com

※米国NYマンハッタン市内,もしくはCTグリニッチの学校へ来て頂ける方に限ります。

Monday, May 9, 2011

今週の出来事

ご無沙汰しております。

先日、日曜日にニュージャージー州にとある高校の講堂で開かれた日本の為のチャリティーコンサートで演奏しました。

公立高校なのに、もの凄く素晴らしい1000席規模のコンサートホールがあり、
そこには数百万円はする、スタンウェイのグランドピアノがありました。

はあああ。凄い高校やなあ。。。と思いました。

でも、もっと凄いのは、実はその高校に通うローラちゃんと言う女の子が1年だけ埼玉に住んだ事があるらしく、なんとかして日本の為に役立ちたい!と言う希望を、市長に直々に会いに行き、チャリティーコンサートの計画の話をしたそうです。

その思いが皆に通じ、当日は大変素晴らしい演奏家達が沢山集まり,お客さんも沢山はいり、大盛況に終りました。

高校生の一人の女の子の思いが、多くの大人を動かし、多くの義援金を集めました。

これは、僕たちも見習いたい事ですね。そして,僕はニュージャージーの田舎の町で、
殆ど日本人が居ない所でも、こうやって日本の為に立ち上がり、集まり、手助けしようとしてくれる人々が沢山居る事に感動しました。

話は変わりますが、今日は4年前からずーっと教えていた生徒さんが、日本帰国のため
最後のレッスンを受けに来ました。
NYにいると、出会いも多いけど別れも多い。

大人との別れは、いつでも電話やスカイプでチャッチアップ出来るけど,子供との別れは
つらい。。。。。
日本がもうちょっと近ければなあ。。。とよ〜く思います。

Saturday, April 30, 2011

自分の役目

地震後、僕は気の沈む事が多いですが、皆さんはどうお過ごしですか?

僕は10年前の米国同時多発テロの時、9月11日の朝ワールドトレードセンター(
世界貿易センター)へ、友人に会いに向かう途中でした。

今回の地震や津波、そして9月11日の貿易センター崩壊を経験し、特に最近、今後どう生きて行くかを考えさせられます。自分もいつどうなるか分からないと思うと、ボケ〜っと生きるのがもったいない気がして来ます。

僕がとても生き甲斐を感じるのは、自分の教えている生徒さん達が、どんどん上手くなって、歌心を持って音楽を表現しながら演奏し出すときです。

僕自身が演奏会で演奏するのも、もちろん大好きですが、心に熱いものを感じて
喜びを人と分かち合えるのは、自分の生徒達が美しい演奏をしてくれたときです。

世の中に、多くの人がピアノを弾いて見たい、上手くなりたい、と思っているのに
自分は無理だと思って,一歩踏み出せないと思っていると聞きました。

そう言う人達に出会うと、僕はウズウズしちゃって、指一本で弾ける簡単なメロディーなんかを教えちゃって、僕が伴奏して一緒に連弾したりします。(余計なお世話かも?)

もっともっとそう言う人達に出会い、ピアノを演奏する喜びを分かち合いたいと思います。

最近ずっとそんな事を考えています。

今までどれだけ音楽に助けられたかと思うと、今度はそれを押し付けがましくない程度にお伝えし続けたいなと思います。

明日日曜日、NJ でもう一つチャリティーコンサートをします。

Wednesday, April 20, 2011

新たな経験

4月18日の月曜日、マンハッタンのとあるペントハウスのとても美しい一室で行われた、チャリティーコンサートに参加させて頂きました。

ここで、僕の本当にどうしようもないオトボケ話と、冷や汗のお話をします。

この日、先日ロンドンのロイヤルアルバートホールと言う、7000席規模の大ホールでオペラ蝶々夫人の主役を演じたばかりの、田村麻子さんの伴奏をしました。

それが、本番前日の日曜日に、麻子さんの家でリハーサルをしたのですが、
僕がずっと練習していたのは、カッチーニ作曲のアヴェマリア。
麻子さんが、演奏会のプログラムを既に出していたのは、マスカーニ作曲のアヴェマリア。

僕が伴奏を始めた瞬間、「それ、カッチーニのアベマリアだよ。。。。頼んだのはマスカーニのアベマリアだよ。。。」との事。
僕は、メールのスペルを読み間違えていたのでした。間違っていたのは僕の方でした。

本番は明日。

でも、どうしても一度刷ったプログラムを変えるのが嫌で、その夜練習をして、
翌日にはなんとか弾ける様にしました。

でも、本番までにもう一度だけ歌手(麻子さん)と合わせたい。。。

僕はコネチカット州にある学校で昼間教えているので、5時で早退をして
5時8分のメトロノース(長距離列車)に乗り,6時10分にマンハッタンに到着。
麻子さんの家に行くには、7番列車に乗ってクイーンズまで行かなきゃです。

乗り継ぎがうまく行けば12分でつくはず。。。そうすれば、8時開演のコンサート本番に間に合う。。。 そう思いました。

結局、7番線には各停と、急行があるのを知らず、間違って急行にのってしまい、
とんでもない所まで行ってしまいました。

鳴き声で麻子さんに電話したら、いつもの明るく優しい声で
「焦らないでいいから、早くきて。」との事。
逆戻りの電車にのり、結局ついたのは7時。

1回だけ、ざっと通して電車でマンハッタンの会場に向かいました。
8時ぎりぎりに会場に到着。

ホッ息をのんで、会場のピアノを見たらなんと電子キーボードだったのです。(凍)
もちろん、チャリティーコンサートが主体なので、経費を1ドルでも下げる事を考えると、文句は言えません。

でも、もうお客さんが入っていたので、本番はそのピアノの感触に全く触れる事なく、
いきなりのぶっつけ本番でした。

いつも学校のグランドピアノで練習をしているので、プラスティックで出来た鍵盤から、電子音が出てくるのは最初違和感があり、弾きづらかったですが、
次第に慣れて来て気持良くなりました。

最近、考え事が多く、きっと意識が散乱していたんだろうと思います。
あまりにも、あまりにもボケ過ぎていて情けなくなりました。

深呼吸が今の僕には必要みたいです。

Saturday, April 16, 2011

ガラコンサートを無事に終えて。

被災地や原発の話を毎日聞いていると、気分的にブログに自分の事を書くのを恐縮しがちになってしまいます。 が、せっかくなのでやはり書きます。

4月11日月曜日に、世界数カ国から国際コンクール受賞者達がカーネギーホールで
ガラコンサート(祭典コンサートと訳すかな?)が行われ、僕はそこへ一人
日本人として、演奏しました。

いや〜、本番前は本気で「家に帰りたい!」思いました。
他のピアニスト達の上手い事!!
こっちが緊張するのを忘れて,聴き入ってしまう程すばらしい演奏者ばかりでした。

そんな中で、自分が演奏するのが本当にある意味 “試練” なのかと思いましたが、
実は本番では今回が一番うまく行った気がします。
今まで弾きにくかった所も、すんなり弾けました。

やっぱ体調が良いときは本番に強いのです。
本番でダメなときは、寝不足や風邪ひきの時です。

強者が集まると分かっていたので、普段に増して、十分に細部にわたって練習していました。カーネギーホールのすぐ近くにあるスタジオを借りて,本番のぎりぎりまで練習しました。舞台で弾き終わると、カーテンコールも頂きました。

舞台に出る直前は、怒られた子供みたいに小さくなって楽屋でひたすら
ドキドキしていました。
あの、演奏をする直前の待ってる時間って、今から処刑台に行く様な気分になります。

無事演奏を終えた後は、沢山のアメリカ人の方々に囲んで頂いて、祝辞を頂きました。
ああやって率直に好評を下さる国民性が好きです。

来週月曜日は、歌手の田村麻子さんの伴奏をします。
とっても楽しみです。
その収益金も義援金になります。

もう4月半ばなのに、ニューヨークはまだ寒いです。
今日は雨に雷。

夏が待ち遠しいです。

Saturday, April 9, 2011

久々のカムバックです!

ご無沙汰しております。

最近気がめいり過ぎて、ブログを書く事を怠っていました。ごめんなさい。

今日は、ニュージャージー州のCloster(クロースター)と言う町のとても美しい教会で
チャリティーコンサートがあり、そこで演奏させて頂きました。
地元のアメリカ人の方々がとても協力的で、本当に準備を頑張って下さいました。

あさって月曜日(4月11日)は、カーネギーホールで世界中から集まった演奏家達の
ガラコンサートがあり、僕が唯一の日本人として出演します。
日本の恥にならない様に、頑張って来ます!

数年前は、両手が動かなくて、自分が再び演奏出来る様になるなんて,思えなかったのですが、今こうして色々な演奏の場を与えてもらい、そこで演奏出来る事に幸せと有り難さを感じています。

きっと今は無理と思う事でも、じわじわと実現して行く事って絶対有ると思います。

なんか、退屈なブログになっちゃってますね。。。

Tuesday, March 22, 2011

チャリティーコンサート

毎日ちょっと元気になったり憂鬱になったりと、不安定な気分が続くわたくしです。

さて、ニュースをじっと見てぼっーとしている訳には行きません。
来週の火曜日マンハッタンであるチャリティーコンサートにて、自分のソロ演奏や、友人の天才ソプラノ歌手田村麻子さんの伴奏をやります。

詳しくは以下に添付いたします。

良かったらお友達をお誘い合わせの上、ご来場ください!
20名もの演奏家が、ジャズからクラシック等他にもあらゆるジャンルの音楽を演奏します。

応援よろしくです!    http://erizo.exblog.jp/

STAND!WITH!JAPAN ~Charity Concert for the Earthquake and Tsunami Victims~
20 Artists Come Together to Stand With Japan
TUESDAY, MARCH 29TH 8:00PM-10:30PM
FIRST CHURCH OF CHRIST, SCIENTIST
10 West 68th Street entrance at Central Park West
Students/18&under: $20 (minimum) Adults: $40 (minimum) Pay at the door with CASH or CHECK Purchase tickets at: www.happydoll.org Featuring classical, jazz, opera, contemporary, traditional Japanese, choral, popular
music and more...
We look forward to seeing you!
Questions? Ask: info@happydoll.org

Saturday, March 19, 2011

東北人のすごさに脱帽

昨晩、コネチカット州の日本人学校で演奏させてもいました。
地元の日本人父兄達が一致団結して急遽立ち上げたチャリティーコンサートでした。
準備期間2日と言うにも関わらず、素晴らしくオーガナイズされたものでした。

その前日の晩、福島出身の友人から連絡が入り、彼女のお父さんが津波の後行方不明だと言う。
僕は、言葉を失いました。どんな心のこもった言葉をかけても、全てが軽く聞こえそうで、何も言えませんでした。

やっとの思いで僕が言えた事は、「明日チャリティーコンサートで演奏します、1ドルでも多く集まったら、東北の皆さんに義援金を送るからね。」と言う事だけでした。

すると彼女が、「東北人は我慢強い。だから最後まで頑張る。この試練も乗り切る。そう思っています。この試練も日本人は乗り越えると信じてる。東北の同朋の為に、悟平さん、素晴らしいピアノをコンサートで弾いて下さい!」と、逆に励まされてしまいました。

こんな言葉、普通言えません。

僕は、頭の下がる思いでした。

翌日、舞台で演奏している最中に、彼女の事や被災地の方々の事を思い。
演奏中なのに涙が出て来てしまいました。

自分が無力に思い、家に帰ってからも考え込んでしまいました。

とにかく、今は自分が出来る事をやり続けようと思います。
いくら考えても落ち込んでも、人々を救えるわけでもないし。
なにかしら行動し続けようと思います。

Tuesday, March 15, 2011

自分達に出来る事。

皆さん。もの凄いショックを受けていらっしゃると思います。そして、恐怖を感じていると思います。僕は、ものすごく怖いです。。。
今でも瓦礫の中で救出を待っている方がいると思うと、胸がはりさけそうです。

救援物資や食料も足りていないとの事。なんで? 日本なのに?と思います。
ヘリコプターで上から救出とか、食料を落とすとか出来ないのかな。

で、一人で悶々と落ち込み、ひたすらどうして良いか分からず右往左往していましたが、
僕が現地に行けるわけでも無く、かと言って多額のドネーションが出来るわけでもないので、一つでも多くのチャリティーコンサートで演奏して、少しでも多くのお金を作って、それを送る事が自分に出来る事だと思う様にしています。

前にも書きましたが、僕自身も阪神淡路大震災を経験していまして、その時に強く思ったのは、地震直後は周りの皆も興奮状態なので一致団結しているんですが、時間が経ってくると次第に忘れて行くんです。

でも、被災した方々に取っては一生の問題、もしくは再建に数年数十年かかる問題
なのです。

僕としては、長い時間をかけて数年越しでサポートするべきだと思っています。
2年くらい経って皆が忘れて行く時も、サポートし続ける様にしたいです。
その為に、細々とチャリティーをやって行ければいいなと思います。

皆さんも、1円でも多くの募金を、ちゃんとした団体に長い息で寄付し続けていって頂きたいと思います。

毎日お水や暖房がある暮らしに感謝。
家族や友達の健康に感謝。
自分が健康に暮らせる事に感謝。

毎回ご飯を食べる時に、被災者の事を考えてしまって、申し訳ない気分になります。
かと言って、食べずにいて自分が病気になっても、誰かを助けられるわけでもないし。。。

皆さんも同じ事を考えた事ないですか?  なんか、申し訳ない気がしませんか?

皆で一緒に長い息でサポートをしましょうね。

宜しくお願いします!

Stay Safe and Sound! 安全でいて下さい!!!

Friday, March 11, 2011

地震

この度、東北の地震のニュースを見て,心が非常に痛い。。。。

僕自身も、大学生時代に阪神淡路大震災を経験しています。
数千人の死者が出た、大きな地震でした。
僕の家もめちゃくちゃでした。

直下型地震で、寝ていたらまるでトランポリンの上で飛び跳ねている様に、いきなり地面の下からの衝撃を感じたのを覚えています。

今回の東北の地震で,一人でも多くの生存者がいる事を願っています!!

今後、家をや財産を失った方が、再建されるのに、希望をもって頑張って欲しい事と、
僕たちが協力できる事は、力を合わせてやって行きたいと思います。

募金や、救援物資が必要な場合など、もし情報を知っている人がいたら教えて下さい。

そして、亡くなった方々のご冥福を、心の底からお祈り致します。

Thursday, March 10, 2011

幼稚園の今学期最後の音楽の授業

僕は、毎週木曜日にグリニッチ国際学園と言うコネチカットにある幼稚園でミュージックのクラスを5クラス受け持っています。

2歳児から5歳児まで、ほんと〜〜〜に可愛いです。
今日は、今学期最後の授業でした! (涙)

2歳なのに、4拍子や3拍子を鈴でリズムをきざみながら歌ったりおどったり、
3歳から5歳なのに、音楽用語や、音符、をかなりマスターしています。
こどもって、なんてかしこいんだろう!と、毎回感動しています。

キラキラ星を、(注)フォルテやピアノ、クレッシェンド、デクレッシェンド、リタルダンドを付けて歌う事ができます。親バカならぬ、先生バカかもしれませんが、ウチの学校の子供達は、もう天才ばっかり!

朝学校にいったら、「ごへいせんせ〜〜って!!!」と言って、幼稚園児に囲まれる瞬間が、本当に幸せを感じる瞬間です。中には,僕の事をごへいちゃんって呼ぶ生徒もいます。

こどもにこんなの出来っこない、って言う事を良くききますが、本当は子供達の可能性は無限大で、乾いたスポンジみたいです。
自分が子供達と接している間、出来るだけ感受性を刺激できる様に音大で大学生が習う様な事も,取り入れます。しかも皆それを感じて、表現できてしまうんです。

来週から当分ミュージックのクラスがお休みになるのがとっても寂しいです。

将来この子達が、音楽を演奏したり聴く喜びを、更に深く感じられる様になってくれる事を
心から願っています。

子供が大好きです!!

(注)フォルテ=強く ピアノ=優しく クレッシェンド=だんだん大きく
デクレッシェンド=だんだん小さく リタルダンド=だんだんゆっくり

Tuesday, March 8, 2011

新聞の取材

今日は、某新聞社の記者の方に取材を受けました。

毎日なにげなく読んでいる新聞の記事ですが、その陰には記者の方々のご苦労や情熱が詰め込まれているんだな〜、と思いました。

僕の手のことや、音楽に対する考え方やら、色々な事を丹念に丹念に質問して下さいました。(もしこれが記事になったら、皆さんに報告します。)

演奏もしました。記者の方、じっくり聴いてくれました。

カメラマンの方も、パッションをもって撮影してくださり、プロの凄さに圧倒された日でした。1枚の写真を使うのに、一体何枚とるの?って言うくらいカシャカシャカシャ!!と、
連写してくださいました。

気分よかったですけど。。。

その後,記者の方にご馳走までして頂き、なんとも素晴らしい日を過ごせました。

それもこれも、僕の大切な友人で、人生の大先輩であるNさんが、いつも彼女の美しいマンションにある豪華なグランドピアノを貸して下さり、場所も提供して下さったお陰なのです。

今日も心底おもいましたが、誰かが自分の為に時間や、労力を使って下さると言うのは、
なんとも贅沢で、ありがたい事だとおもいました。

そのセントラルパークを見渡せる、うつくしいNさんのマンションで演奏した時も、
その場を提供して下さるありがたさに、又また感動しました。

こうやって、人に助けられ支えられて生きてるんだな、、、と思いました。
新聞の取材から、話が大げさに変わってるかもしれないけど。

その記者の方と仲良れたので、嬉しかったです。

Monday, March 7, 2011

ピアノの弦

今日、学校に残って練習をしていたら、ピストルを耳元で打たれた様な衝撃音がなり、
ぎゃ〜っ!!と思ったら、中高音部のミの♭の弦が切れちゃった音でした。

これ、本当に落ちる。。。

一回弦が切れると、新しい弦に張り替えます。ここまでは、なんとかオッケー。
でも、新しい弦はいくら調律(調弦の事)をきっちりやっても、すぐに音程がさがって
きもちわる〜い響きになります。

で、また調律してもらっても、すぐに音程がさがり、これを数回くり返さないとまともな音程になりません。これに、時間と手間がかかるのです。。。

弦を切るたびに、「あああああああああ〜っ!!!!」と,思います。
当分のあいだ、狂った音程が続くからです。(生徒さんたち、ゴメンなさい。)

ピアノが、ギターやバイオリンみたいに、ささっと調弦できればさぞ楽だと思いますが、
なにせ、1本90キロという力で張られたピアノの弦は、そう言うわけに行きません。
弦を全部合わせると20トンもの張力です。

いつも思うのが、フェルトでできたハンマーが弦を叩いてるのに、なんで切れんだろう?
不思議です。

今日は、面白くもなんともない、弦の切れた話でした。

ちなみに、むかし大阪でコンサートの本番直前に、ピアノのペダルとつながっている棒の部分をリハーサル中に、バキっ!と割ってしまった事がありました。
これは、単にピアノが非常に古くて、僕のせいでは無いと思うんですが,心苦しかったです。

本番は、壊れたまま弾きました。

あっ、鍵盤を一度弾いたら上がって来ない、壊れたピアノで本番弾いた事もあります。リハーサルの時間がもらえず、ぶっつけ本番の時の出来事です。
ショパンの英雄ポロネーズと言う曲を弾きましたが、あの時は、7分程で3キロ位やせられたと思います。

ピアノは、愛情を込めても、弾くのが難しい時もあり、大切に扱ってもこわれちゃう事もある、実はとっても繊細な楽器なんですね。

明日一番に、調律の人に連絡します。。。

Thursday, March 3, 2011

復活!!

皆様!お元気ですか?

やっと復活しました!

いや〜、久々の熱。。。くじけてしまうかと思いました。
特におとなの男性は熱に弱いそうですね。。。僕はその中でも特に弱く、体温計で39度なんて数字をみたら、その時点で気絶しそうになりました。

でも、もし体温計がこわれてて、36度とかになっていたら、「ちょっとしんどいかな?」と言いながら、仕事に行っていたかもしれません。 気持の問題でしょうか。。。

さて、ついこのあいだお正月かと思っていたら、もう3月ですね。
4月のカーネギーまで後1ヶ月ちょっととなりました。

新曲のシューマン(クライスレリアーナ)を、必死で練習しています。
なんど弾いても、思う様に弾くのは難しいです。
自分で馬鹿なのか?とか、才能ゼロだ。。。とか思う時がよくあります。

きっと普通なら、死ぬほど練習していても「全然練習していないんです。」と言う人が多いと思いますが、(音大時代、この言葉にどれだけだまされた事か。)

僕の場合、練習があまり好きではないので、こうやって練習してる!と、皆さんに報告する事によって、自分に嫌でも練習する様にしむけています。

といっても、両手の指が全く動かなくなってしまった数年間は、練習すらできず
頑張る事すら出来なかったので、今こうやって指が少しずつ回復して頑張れる事、練習が出来る事に、信じられない様なありがたみを感じています。

実は,頑張れる事(それが何であれ)、そして頑張らなきゃ行けない事がある事は、スゴイ幸せな事なんですよね。 これ、むかし失って初めて分かった事です。

痛い程そう分かっていながら、やはりリハビリを兼ねた、(注)超ゆっくり練習って、退屈なんですよ。 でも弾ける様になった時は、とてもハッピーです。

同じくNYに住む天才画家の友人が、絵を描くときはとても孤独なんだ。。。と言っているのを思い出して、僕も頑張ってます。
皆さんも一緒にがんばってください!

(注)超ゆっくり練習とは、16部音符ひとつにつき5、6秒かけて弾きます。
通常2、3秒で弾ける様なパッセージを2、30分かけてゆっくり弾く方法です。
これは、とっても退屈ですが、最高級の結果が最短期間で得られる特別な練習方法で   す。でも禅の心構えも必要な練習法です。  :)

Sunday, February 27, 2011

風邪

今日は、ひさしぶりに熱をだしてしまった。
しかも、午後から自分の選抜した生徒のコンサートがNYであると言うのに。。。

熱だけなら無理しても行ったんだけど、咳と鼻水がひどくて、コンサートの邪魔になるので悲しく家で寝ている事にした。(涙)

日本にいる時はあまり感じなかったけど、海外に来て病気になると、「このまま死んでしまうのかな。。。」と思う時がある。(大げさ?)

こう言う時に、ほんと〜に健康のありがたみを感じます。

今日は、しっかりビタミンと水分と睡眠をとって、ゆっくりします。
みなさんも、風邪にはくれぐれもご注意くださいね。

Friday, February 25, 2011

ホームレスのおっちゃん

今日は朝からとっても楽しい事が起った。

いつもの様に、寝ぼけた顔で朝マンハッタンをグランドセントラルへ向かって
歩いていたら、HI FRIEND!!!!  HI  FRIEEEEND!!! と叫ぶ声が聞こえた。
(Hi Friend!は、名前はしらないけど、親しい気分の顔見知りを呼ぶ時に使います。)

まさか自分をよんでるとは思わなかったけど、あまりにデカイ声なので振り向いた。
そうすると、自転車に乗ったおじさんが大振りで僕にむかってニコニコして手を振っている。

僕は、???????????????????????? 「なんや、このおっさん?」と思った。

彼が、「以前、布団ありがとう!ほんとうに助かったんだよおお。」と言って来た。
その時に思い出した。

ある晩、うちの近くでホームレスが強烈な暴風の中、段ボールにくるまって寝てるのを横目に通り過ぎ、家に着いた。

寝る時になって、あまりの風のはげしさに、そのホームレスがど〜しても気になり,
眠れず、羽毛ふとんを届けてしまったのだ。清水の舞台から飛び降りる感じで。。。

その人が、なんと僕をおぼえていて、しかもちゃんと仕事に就いていた。
何度も,何度も、何度も、サンキュを言ってくれた。
周りが見ていて、恥ずかしかったけど、とてもうれしかった。

あの羽毛ふとんをあげてしまった後になって、返して欲しく夢に見た事もあったから、こうやって僕のことを覚えていくれていた事と、そのホームレスが仕事をしていた事が、見返りとして帰って来てハッピーになれた。

話はまったく変わるが、今日も4月のコンサートに向けて、しっかりじっくりシューマンを練習した。右手の指の調子が非常によい。
このまま、ずっと調子が良いといいな。。。

皆さんも、見返りを期待せず、ひとに親切にすると、後でじぶんがハッピーにしてもらえるかもしれませんよ!!

Wednesday, February 23, 2011

新しいレパートリー

皆さんお元気ですか?

実は4月11日に、カーネギーホールで再び演奏する機会がまわって来ました。
やった!と思いましたが、新しいレパートリーが必要です。。。

今、奮闘している曲が、シューマンのクライスレリアーナNo 7。
http://www.youtube.com/watch?v=zh1fWkarr4I

これ、超むつかしい。

いっつも思うんだけど、なんでこう難しい曲を選んじゃうんだろう?
結局、好きなものは好きなので、指が足りなくても弾こうとしちゃうんですね。。。
すんごいゆ〜っくりゆ〜っくり練習してます。

僕、ほんとうはコツコツと練習するの苦手なんだけど、この曲を仕上げるのを夢見て
なんとか続けてます。

ところで今日は、僕の恩師ブオーノ先生にレッスンをしてもらった後、彼ご自慢のパスタ料理を頂きました。

調理を見ていると,あまりにシンプル過ぎて味が無いんじゃないかと思うくらいシンプル。
トマトとひき肉を煮込んで塩こしょうだけ。。。。
それをパスタ(長くて平べったくて波打ってる様なパスタ)とからめておわり。
チーズをお好みでかけます。

それが、ほっぺたが落ちそうなほどおいしかったのです。山盛り2杯おかわりしました。
挙げ句に、残りを全部もらって帰りました。

さて明日は、幼稚園で朝一から子ども達のために音楽の授業をする日。
3さいのクラスから5さいのクラスまで5クラスを順にまわります。
子ども達の笑顔サイコウ!!!

幼稚園では、僕は吉本新喜劇の芸人みたいな芸風で授業をします。
そうすると、3歳とか5歳の子ども達が、びっくりするくらい高度な音楽表現をカラダで
吸収してくれるんです。僕自身が毎回おどろかされます。

僕が、子ども達からパワーをもらえる日なのです。

みなさん、今日も良い一日を!

Tuesday, February 22, 2011

今日からブログを始めます!

皆さん、はじめまして。西川悟平(ニシカワ•ゴヘイ)です!
ニューヨークのマンハッタンに住んで、アニスト&ピアノの先生をしています。

ピアノは15歳の時にバイエルから始め、そのまま現役で音大のピアノ演奏学科に入学。
卒業後は、台湾やイギリスをバックパックで周り、日本の文化の美に目覚め、和菓子屋に就職。まんじゅうを売るかたわら、知人のすすめで出演した演奏会でニューヨークにスカウトされ、それ以来ニューヨークに住む。

渡米後に、現代医学では不治の病と言われるジストニアと言う神経障害の病気で、両手での演奏の自由を奪われるが、リハビリで奇跡的に7本指が動くまでに回復。

現在、アメリカはカーネギーホールを始め、ヨーロッパ、日本で演奏活動をしています。
子供達とピアノのレッスンをしている時が、一番幸せを感じるひと時です。
これからも宜しくお願いします。