昨晩、コネチカット州の日本人学校で演奏させてもいました。
地元の日本人父兄達が一致団結して急遽立ち上げたチャリティーコンサートでした。
準備期間2日と言うにも関わらず、素晴らしくオーガナイズされたものでした。
その前日の晩、福島出身の友人から連絡が入り、彼女のお父さんが津波の後行方不明だと言う。
僕は、言葉を失いました。どんな心のこもった言葉をかけても、全てが軽く聞こえそうで、何も言えませんでした。
やっとの思いで僕が言えた事は、「明日チャリティーコンサートで演奏します、1ドルでも多く集まったら、東北の皆さんに義援金を送るからね。」と言う事だけでした。
すると彼女が、「東北人は我慢強い。だから最後まで頑張る。この試練も乗り切る。そう思っています。この試練も日本人は乗り越えると信じてる。東北の同朋の為に、悟平さん、素晴らしいピアノをコンサートで弾いて下さい!」と、逆に励まされてしまいました。
こんな言葉、普通言えません。
僕は、頭の下がる思いでした。
翌日、舞台で演奏している最中に、彼女の事や被災地の方々の事を思い。
演奏中なのに涙が出て来てしまいました。
自分が無力に思い、家に帰ってからも考え込んでしまいました。
とにかく、今は自分が出来る事をやり続けようと思います。
いくら考えても落ち込んでも、人々を救えるわけでもないし。
なにかしら行動し続けようと思います。
すばらしいコンサートでしたね。子供達の合唱も胸にジンと来ました。実際に被災せずに済んだ私達が遠い海外からできることって何なのでしょう。私はまだ募金と
ReplyDelete鶴を折ることしかできてません。
被災地のお友達に地震の後、すぐに連絡したけど、私の別のお友達は「連絡してもし何かあっても、何もしてあげられないから、連絡してない」って言ってました。
こちらからかける言葉は気持ちが入ってても、
聞く人には薄っぺらなものでしょうね。
今はとにかく、たくさんの行方不明者の中から一人でも多くの生存者が見つかるよう、祈るばかりです。