地震後、僕は気の沈む事が多いですが、皆さんはどうお過ごしですか?
僕は10年前の米国同時多発テロの時、9月11日の朝ワールドトレードセンター(
世界貿易センター)へ、友人に会いに向かう途中でした。
今回の地震や津波、そして9月11日の貿易センター崩壊を経験し、特に最近、今後どう生きて行くかを考えさせられます。自分もいつどうなるか分からないと思うと、ボケ〜っと生きるのがもったいない気がして来ます。
僕がとても生き甲斐を感じるのは、自分の教えている生徒さん達が、どんどん上手くなって、歌心を持って音楽を表現しながら演奏し出すときです。
僕自身が演奏会で演奏するのも、もちろん大好きですが、心に熱いものを感じて
喜びを人と分かち合えるのは、自分の生徒達が美しい演奏をしてくれたときです。
世の中に、多くの人がピアノを弾いて見たい、上手くなりたい、と思っているのに
自分は無理だと思って,一歩踏み出せないと思っていると聞きました。
そう言う人達に出会うと、僕はウズウズしちゃって、指一本で弾ける簡単なメロディーなんかを教えちゃって、僕が伴奏して一緒に連弾したりします。(余計なお世話かも?)
もっともっとそう言う人達に出会い、ピアノを演奏する喜びを分かち合いたいと思います。
最近ずっとそんな事を考えています。
今までどれだけ音楽に助けられたかと思うと、今度はそれを押し付けがましくない程度にお伝えし続けたいなと思います。
明日日曜日、NJ でもう一つチャリティーコンサートをします。
ピアノレッスン3ヶ月コースはじめました!驚異の練習法をお教えします。
ピアノレッスン3ヶ月コース!!!
僕自身が、神経科医やNYのハンドセラピスト等の指導を受けた経験や、持病の手のリハビリを続け、演奏活動を復帰出来た経験を通し、やっと得られた練習方法が沢山あります。
これは、脳科学や心理学に元ずく練習法ですので、皆さんの想像を超えた短期間でピアノが上達します。
無料トライアルもありますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。goheinishikawa@hotmail.com
※米国NYマンハッタン市内,もしくはCTグリニッチの学校へ来て頂ける方に限ります。
Saturday, April 30, 2011
Wednesday, April 20, 2011
新たな経験
4月18日の月曜日、マンハッタンのとあるペントハウスのとても美しい一室で行われた、チャリティーコンサートに参加させて頂きました。
ここで、僕の本当にどうしようもないオトボケ話と、冷や汗のお話をします。
この日、先日ロンドンのロイヤルアルバートホールと言う、7000席規模の大ホールでオペラ蝶々夫人の主役を演じたばかりの、田村麻子さんの伴奏をしました。
それが、本番前日の日曜日に、麻子さんの家でリハーサルをしたのですが、
僕がずっと練習していたのは、カッチーニ作曲のアヴェマリア。
麻子さんが、演奏会のプログラムを既に出していたのは、マスカーニ作曲のアヴェマリア。
僕が伴奏を始めた瞬間、「それ、カッチーニのアベマリアだよ。。。。頼んだのはマスカーニのアベマリアだよ。。。」との事。
僕は、メールのスペルを読み間違えていたのでした。間違っていたのは僕の方でした。
本番は明日。
でも、どうしても一度刷ったプログラムを変えるのが嫌で、その夜練習をして、
翌日にはなんとか弾ける様にしました。
でも、本番までにもう一度だけ歌手(麻子さん)と合わせたい。。。
僕はコネチカット州にある学校で昼間教えているので、5時で早退をして
5時8分のメトロノース(長距離列車)に乗り,6時10分にマンハッタンに到着。
麻子さんの家に行くには、7番列車に乗ってクイーンズまで行かなきゃです。
乗り継ぎがうまく行けば12分でつくはず。。。そうすれば、8時開演のコンサート本番に間に合う。。。 そう思いました。
結局、7番線には各停と、急行があるのを知らず、間違って急行にのってしまい、
とんでもない所まで行ってしまいました。
鳴き声で麻子さんに電話したら、いつもの明るく優しい声で
「焦らないでいいから、早くきて。」との事。
逆戻りの電車にのり、結局ついたのは7時。
1回だけ、ざっと通して電車でマンハッタンの会場に向かいました。
8時ぎりぎりに会場に到着。
ホッ息をのんで、会場のピアノを見たらなんと電子キーボードだったのです。(凍)
もちろん、チャリティーコンサートが主体なので、経費を1ドルでも下げる事を考えると、文句は言えません。
でも、もうお客さんが入っていたので、本番はそのピアノの感触に全く触れる事なく、
いきなりのぶっつけ本番でした。
いつも学校のグランドピアノで練習をしているので、プラスティックで出来た鍵盤から、電子音が出てくるのは最初違和感があり、弾きづらかったですが、
次第に慣れて来て気持良くなりました。
最近、考え事が多く、きっと意識が散乱していたんだろうと思います。
あまりにも、あまりにもボケ過ぎていて情けなくなりました。
深呼吸が今の僕には必要みたいです。
ここで、僕の本当にどうしようもないオトボケ話と、冷や汗のお話をします。
この日、先日ロンドンのロイヤルアルバートホールと言う、7000席規模の大ホールでオペラ蝶々夫人の主役を演じたばかりの、田村麻子さんの伴奏をしました。
それが、本番前日の日曜日に、麻子さんの家でリハーサルをしたのですが、
僕がずっと練習していたのは、カッチーニ作曲のアヴェマリア。
麻子さんが、演奏会のプログラムを既に出していたのは、マスカーニ作曲のアヴェマリア。
僕が伴奏を始めた瞬間、「それ、カッチーニのアベマリアだよ。。。。頼んだのはマスカーニのアベマリアだよ。。。」との事。
僕は、メールのスペルを読み間違えていたのでした。間違っていたのは僕の方でした。
本番は明日。
でも、どうしても一度刷ったプログラムを変えるのが嫌で、その夜練習をして、
翌日にはなんとか弾ける様にしました。
でも、本番までにもう一度だけ歌手(麻子さん)と合わせたい。。。
僕はコネチカット州にある学校で昼間教えているので、5時で早退をして
5時8分のメトロノース(長距離列車)に乗り,6時10分にマンハッタンに到着。
麻子さんの家に行くには、7番列車に乗ってクイーンズまで行かなきゃです。
乗り継ぎがうまく行けば12分でつくはず。。。そうすれば、8時開演のコンサート本番に間に合う。。。 そう思いました。
結局、7番線には各停と、急行があるのを知らず、間違って急行にのってしまい、
とんでもない所まで行ってしまいました。
鳴き声で麻子さんに電話したら、いつもの明るく優しい声で
「焦らないでいいから、早くきて。」との事。
逆戻りの電車にのり、結局ついたのは7時。
1回だけ、ざっと通して電車でマンハッタンの会場に向かいました。
8時ぎりぎりに会場に到着。
ホッ息をのんで、会場のピアノを見たらなんと電子キーボードだったのです。(凍)
もちろん、チャリティーコンサートが主体なので、経費を1ドルでも下げる事を考えると、文句は言えません。
でも、もうお客さんが入っていたので、本番はそのピアノの感触に全く触れる事なく、
いきなりのぶっつけ本番でした。
いつも学校のグランドピアノで練習をしているので、プラスティックで出来た鍵盤から、電子音が出てくるのは最初違和感があり、弾きづらかったですが、
次第に慣れて来て気持良くなりました。
最近、考え事が多く、きっと意識が散乱していたんだろうと思います。
あまりにも、あまりにもボケ過ぎていて情けなくなりました。
深呼吸が今の僕には必要みたいです。
Saturday, April 16, 2011
ガラコンサートを無事に終えて。
被災地や原発の話を毎日聞いていると、気分的にブログに自分の事を書くのを恐縮しがちになってしまいます。 が、せっかくなのでやはり書きます。
4月11日月曜日に、世界数カ国から国際コンクール受賞者達がカーネギーホールで
ガラコンサート(祭典コンサートと訳すかな?)が行われ、僕はそこへ一人
日本人として、演奏しました。
いや〜、本番前は本気で「家に帰りたい!」思いました。
他のピアニスト達の上手い事!!
こっちが緊張するのを忘れて,聴き入ってしまう程すばらしい演奏者ばかりでした。
そんな中で、自分が演奏するのが本当にある意味 “試練” なのかと思いましたが、
実は本番では今回が一番うまく行った気がします。
今まで弾きにくかった所も、すんなり弾けました。
やっぱ体調が良いときは本番に強いのです。
本番でダメなときは、寝不足や風邪ひきの時です。
強者が集まると分かっていたので、普段に増して、十分に細部にわたって練習していました。カーネギーホールのすぐ近くにあるスタジオを借りて,本番のぎりぎりまで練習しました。舞台で弾き終わると、カーテンコールも頂きました。
舞台に出る直前は、怒られた子供みたいに小さくなって楽屋でひたすら
ドキドキしていました。
あの、演奏をする直前の待ってる時間って、今から処刑台に行く様な気分になります。
無事演奏を終えた後は、沢山のアメリカ人の方々に囲んで頂いて、祝辞を頂きました。
ああやって率直に好評を下さる国民性が好きです。
来週月曜日は、歌手の田村麻子さんの伴奏をします。
とっても楽しみです。
その収益金も義援金になります。
もう4月半ばなのに、ニューヨークはまだ寒いです。
今日は雨に雷。
夏が待ち遠しいです。
4月11日月曜日に、世界数カ国から国際コンクール受賞者達がカーネギーホールで
ガラコンサート(祭典コンサートと訳すかな?)が行われ、僕はそこへ一人
日本人として、演奏しました。
いや〜、本番前は本気で「家に帰りたい!」思いました。
他のピアニスト達の上手い事!!
こっちが緊張するのを忘れて,聴き入ってしまう程すばらしい演奏者ばかりでした。
そんな中で、自分が演奏するのが本当にある意味 “試練” なのかと思いましたが、
実は本番では今回が一番うまく行った気がします。
今まで弾きにくかった所も、すんなり弾けました。
やっぱ体調が良いときは本番に強いのです。
本番でダメなときは、寝不足や風邪ひきの時です。
強者が集まると分かっていたので、普段に増して、十分に細部にわたって練習していました。カーネギーホールのすぐ近くにあるスタジオを借りて,本番のぎりぎりまで練習しました。舞台で弾き終わると、カーテンコールも頂きました。
舞台に出る直前は、怒られた子供みたいに小さくなって楽屋でひたすら
ドキドキしていました。
あの、演奏をする直前の待ってる時間って、今から処刑台に行く様な気分になります。
無事演奏を終えた後は、沢山のアメリカ人の方々に囲んで頂いて、祝辞を頂きました。
ああやって率直に好評を下さる国民性が好きです。
来週月曜日は、歌手の田村麻子さんの伴奏をします。
とっても楽しみです。
その収益金も義援金になります。
もう4月半ばなのに、ニューヨークはまだ寒いです。
今日は雨に雷。
夏が待ち遠しいです。
Saturday, April 9, 2011
久々のカムバックです!
ご無沙汰しております。
最近気がめいり過ぎて、ブログを書く事を怠っていました。ごめんなさい。
今日は、ニュージャージー州のCloster(クロースター)と言う町のとても美しい教会で
チャリティーコンサートがあり、そこで演奏させて頂きました。
地元のアメリカ人の方々がとても協力的で、本当に準備を頑張って下さいました。
あさって月曜日(4月11日)は、カーネギーホールで世界中から集まった演奏家達の
ガラコンサートがあり、僕が唯一の日本人として出演します。
日本の恥にならない様に、頑張って来ます!
数年前は、両手が動かなくて、自分が再び演奏出来る様になるなんて,思えなかったのですが、今こうして色々な演奏の場を与えてもらい、そこで演奏出来る事に幸せと有り難さを感じています。
きっと今は無理と思う事でも、じわじわと実現して行く事って絶対有ると思います。
なんか、退屈なブログになっちゃってますね。。。
最近気がめいり過ぎて、ブログを書く事を怠っていました。ごめんなさい。
今日は、ニュージャージー州のCloster(クロースター)と言う町のとても美しい教会で
チャリティーコンサートがあり、そこで演奏させて頂きました。
地元のアメリカ人の方々がとても協力的で、本当に準備を頑張って下さいました。
あさって月曜日(4月11日)は、カーネギーホールで世界中から集まった演奏家達の
ガラコンサートがあり、僕が唯一の日本人として出演します。
日本の恥にならない様に、頑張って来ます!
数年前は、両手が動かなくて、自分が再び演奏出来る様になるなんて,思えなかったのですが、今こうして色々な演奏の場を与えてもらい、そこで演奏出来る事に幸せと有り難さを感じています。
きっと今は無理と思う事でも、じわじわと実現して行く事って絶対有ると思います。
なんか、退屈なブログになっちゃってますね。。。
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